調理補助は、調理師の仕事をサポートする業務であり、資格や経験がなくても取り組めるところも特徴の1つ。
社員食堂では、調理を行う人が仕事に専念してスムーズに食事の提供ができるように、多くの調理補助が活躍しています。
ただ、仕事内容が良くわからないために、調理補助の仕事に就きたくても躊躇している人がいるかもしれません。
この記事では、社員食堂の調理補助の一日の流れや他の調理補助との違いなど、仕事内容について詳しく解説します。
社員食堂の調理補助に向いている人・向いていない人も説明するので、ぜひ参考にしてください。
目次
社員食堂の調理補助ってどんな仕事?一日の流れを紹介
社員食堂の調理補助の業務内容を知るには、一日の流れについて理解するのがおすすめです。
最初に、社員食堂の調理補助はどのような仕事なのか、一日の流れについて説明します。
出勤〜準備までの流れ
決められた時間に出勤したら、すぐにユニフォームに着替えます。
頭には帽子や三角巾などをかぶり、髪の毛が料理に混入しないように整えることも大切です。
手洗いや消毒を済ませたら、食器の洗浄や準備、皮むきやカットなどの食材の仕込みに入ります。
調理に関わる準備を事前に行うことでスムーズな調理や食事の提供ができ、ランチタイムの混雑緩和にもつながるでしょう。
ランチタイムの提供・盛り付け
ランチタイムには、提供する料理を混ぜたり焼く、揚げるなどの業務を行います。
完成した料理を食器に盛り付けてトレーなどにセットし、食事をする従業員に提供します。
ランチタイムを提供している間は、充分に料理が揃っているかチェックし、足りない料理についてはすぐに補充するのも大切な仕事です。
社員食堂で働く人の対応は満足度に大きく関係するため、笑顔で丁寧に対応しながら従業員とコミュニケーシを取ることも欠かせません。
片付け・清掃・翌日の準備
ランチタイムが終わったら、食器や使用した調理器具の洗浄、厨房内の清掃を行います。
食事を提供する場では、常に清潔な環境を保つことがとても重要です。
食事をするテーブルや椅子、フロアも確認し、拭き掃除などをしてしっかりと整えましょう。
翌日のランチタイムの提供がスムーズに進められるように、片付けや清掃と合わせて食材の確認も行います。
ゴミ処理も適切に行い、最後に厨房や社員食堂内の点検をして一日の業務が終了です。
社員食堂の調理補助と他の調理補助の違い
調理補助は、社員食堂以外にも学校や病院、飲食店など幅広い場所で働ける仕事であり、それぞれに環境や内容が異なります。
社員食堂の調理補助はどのような特徴があるのか、他の調理補助との違いを見ていきましょう。
提供する相手が「社員さん」だから安心
社員食堂では、食事を提供する相手はすべて企業の社員やスタッフです。
一般的な飲食店とは違い、不特定多数のお客様が相手ではないので、安心感があるところが大きな違いです。
また、社員食堂では、同じ職場で働く社員さんが利用者なので、毎日顔を合わせるうちに自然と顔見知りになっていきます。
常連の方とのちょっとした会話や「いつもありがとう」という言葉がやりがいにつながることも多いです。
相手の好みや食べるペースもわかってくるため、気配りもしやすくなり、仕事の流れもスムーズに。社員食堂ならではの“温かい雰囲気の中で働ける”のも、この仕事の大きな魅力です。
メニューが固定で覚えやすい
どの企業の社員食堂であっても、提供するメニューはほとんど決められています。
季節限定やフェアなどの特別メニューの提供はあるものの、固定されているためすぐに覚えられるので安心です。
調理補助の仕事が未経験で知識がない人でも、自信を持って取り組めるでしょう。
社員食堂の調理補助であれば、職場に関わらずスムーズに業務が進められます。
働きやすい環境と安定した勤務時間
社員食堂の調理補助は、パートの働き方がほとんどです。
自分のペースに合わせられる働きやすい環境なので、プライベートと上手く両立できます。
また、基本的に企業の休日に合わせて働けるため、カレンダー通りの勤務が可能で残業もほとんどありません。
昼食を提供する社員食堂は、勤務時間が平日の昼間で安定しているところも大きな特徴です。
社員食堂の調理補助に向いている人・向いていない人
他の調理補助と比較すると働きやすい社員食堂の調理補助は、向いている人にとってはやりがいのある職場です。
どのような人が向いているのか、向いていない人の特徴や克服方法と合わせて説明します。
向いている人の特徴
社員食堂の調理補助は、とにかく料理が好きで興味があり、調理関係のスキルを身に付けたい人に向いています。
調理師などの資格を取りたい人にとっては、働きながらキャリアアップが目指せる環境です。
また、調理補助はチームで作業をする仕事であり、コミュニケーションを取りながら業務を進めていきます。
食事を提供する社員との触れ合いも多く、コミュニケーション能力を身に付けたい人にもおすすめです。
向いていない人の特徴と克服方法
同じ作業の繰り返しがほとんどの社員食堂の調理補助は、変化を求める人には向いていないかもしれません。
体力に自信がない人や立ち仕事が苦手な人も、きついと感じる可能性があります。
同じ作業が苦手な人は、交代制でさまざまな作業ができる職場であれば変化があり、飽きる心配もありません。
体力に自信がなく立ち仕事が不安な人は、短時間勤務から初めて日々の体力維持に取り組めば、身体への負担が軽減できるでしょう。
未経験でも安心してスタートできる環境
社員食堂の調理補助は、知識や経験を求められることがなく、やる気があれば誰でも取り組める仕事です。
調理に関して全くの未経験でも、安心してスタートできる環境が整っています。
調理補助に興味があるものの向いていないと感じても、仕事に慣れれば自然と適応できるでしょう。
挑戦しやすい仕事であり、将来的に調理師を目指すことも可能です。
まとめ
社員食堂の調理補助は、調理師をサポートする仕事であり、業務は多岐に渡ります。
他の調理補助と違って安心感があり働きやすい環境が整っているため、未経験で知識がない人にもおすすめです。
社員食堂の調理補助の仕事をしてみたい人は、まずは気軽に問い合わせてみましょう。
自分のペースで無理なく働ける環境で、キャリアアップも目指せます。

1973年 京都府城陽市で創業
社員食堂の運営を通じて顧客の人財確保と福利厚生制度の充実に貢献。
「食文化の向上」を企業理念とし、給食を価値ある食事にしていき、深い信頼と絆でさらに長くお付き合い頂ける企業を目指す。
◆事業内容◆
事業所や厚生施設、官公庁の庁舎、研修所における社員食堂及び、大学や高等学校専門学校 の学生食堂を運営。中小企業(30~40人の小規模事業所等)の 社員食堂事業を新事業として展開。レトルト事業開始。
主な得意先:HILLTOP株式会社(京都府)、株式会社神戸製鋼所、京セラ株式会社、京都産業大学、学校法人履正社、キユーピー醸造株式会社、キリンビール株式会社、他多数
◆実績・メディア掲載◆
ダイアモンドオンライン HILLTOP株式会社(京都府)様 取材
大阪中小企業投資育成株式会社 投資先企業
近畿経済産業局 関西企業フロントラインNEXT 新事業展開成功事例として取り上げられる

