自社に社員食堂を導入するメリットというのは非常に多くあり、実際に大企業はもちろん、中小企業においても社員食堂を導入しようと考えている会社の数は年々増加傾向にあります。

社員食堂が存在している会社は社内からの評判が良いだけでなく、就活中の人間をはじめ社外の人から見ても好印象なのもその理由のひとつです。 社員食堂を導入する目的はさまざまですが、それによって得られる恩恵は実に多く、魅力的な存在です。本ページでは目的別にそのメリットを詳しく解説していこうと思います。

社員食堂導入で得られるメリット

自分の会社に社員食堂がある、そう考えただけで豊かな気持ちになる人は多いと思います。実際に社員食堂の設置は、経営面においても働く従業員の労働意欲においても多数のメリットがあり、現在社員食堂がなくても、できることなら設置したいと考えている会社が大多数です。

具体的なメリットをここで上げていくと、栄養管理された社員食堂のメニューは従業員の健康維持に繋がりますし、従業員が会話の時間を持てるコミュニケーションの場としても機能します。またスペースを設けることによってランチタイム以外にも打ち合わせや会議の際に用いることができるほか、社員採用の際の対外アピールとしても非常に有効です。 それではそれぞれのメリットを、細かく見ていきましょう。

目的1.従業員の健康維持

最初のメリットとして、従業員が安い値段で健康的な食事を食べることができるという点が挙げられます。

外食は値段が高く不健康なものが多いなか、社員食堂はコンビニで済ませるよりも安く、管理栄養士によって健考案された、野菜をふんだんに盛り込んだ栄養バランスの良いメニューがそろえられています。

また外食と違いメニューはカロリー表示されていることが多いので、太り過ぎの対策にもなり、社員の健康という企業にとって貴重な財産を守ることができます。身体的な健康だけでなく、多彩なメニューは社員にとって日々の楽しみとなり、労働意欲の向上、モチベーションアップが期待できます。

実際にランチタイムを中心とする食事の時間が1日で一番楽しい時間だと考えている人も多く、美味しい食事の提供は精神面での健康にも繋がっているのです。

目的2.従業員同士の交流

社員食堂を設けることによって、日々忙しく仕事と向き合いおろそかになりがちな社員同士のコミュニケーション、を円滑にするための場を作ることができます。

普段は交流しない別部署の社員同士が情報交換をおこなうことによってチームワーク が向上し、仕内勉強の場となったり、社事の連携が取れスムーズに情報伝達がおこなえるるほか、他部署の人と話すことによって視野が広がり、今までは思いつかなかった新しいアイデアが生まれるといった効果も期待できます。

また社員食堂はランチタイムに限らず夜に食事を提供することもできるので、打ち上げや懇親会場の場として使うこともできます。特にコロナウイルス騒動によって外で飲みの場を設けることは厳しくなっていますので、社内で安心して飲めるのは嬉しいと言えるでしょう。

目的3.スペース

社員食堂で使われる広いスペースは、ランチタイムが終わればカフェのようなリラックスすることのできるコミュニケーションスペースとして活用することも可能です。 外来客のもてなしや打ち合わせ、会議の場として使うこともできますし、ランチタイムにおいても食事を取りながらおこなえば時間の短縮につながり、効率化を図れます。

目的4.採用時のポイント

冒頭で紹介したように、社員食堂の有無は就職活動、または転職活動をおこなっている人にとって、企業選びの際の大きな判断材料となるので企業イメージの向上、優秀な人材の確保を目的として設置する企業も多いです。

イメージ面だけでなく、社員食堂があることによって、日々働いている社員の満足度も高くなっていて、実際に社員食堂のある企業の離職率は低い傾向にあるとデータで証明されています。
またGoogleやAmazon、楽天のような大企業が率先して福利厚生としての社員食堂を設けることで企業イメージを上げているので、羽振りの良い華やかな印象を対外的に持たせることができます。

まとめ

以上見てきたように、社員食堂を導入する目的はさまざまですが、そこから得られるメリットは実に多く、導入によって目的以上の効果を期待することもできます。現実的に社員食堂を導入することが難しい、と悩んでいる方は、一度外部委託サービスに相談してみることをおすすめします。

現在宅配弁当のサービスや、社内での設置形式のランチ販売の需要は日々増加していて、それに伴いサービスの質も高くなっています。会社の雰囲気を和ませ、士気を高めるためにも一度考えてみると良いでしょう。