従業員の満足度の向上はもちろん、企業のイメージアップなど、従業員と企業それぞれにメリットがある社員食堂。
近年は、レイアウトにこだわった社員食堂が注目され、多くのメディアでも取り上げられています。
社員食堂のリニューアルは、企業にとって重要な一環であり、成功につなげるにはタイミングやポイントを理解しておくことも大切です。
この記事では、社員食堂のリニューアルを考えるタイミングや押さえておきたいポイントについて、わかりやすく解説します。
社員食堂のリニューアルの重要性についても説明するので、検討している企業はぜひチェックしてください。
目次
企業における社員食堂リニューアルの重要性とは
社員食堂は、働き方や環境の変化、従業員のニーズに合わせて、定期的なリニューアルも大切です。
最初に、企業における社員食堂のリニューアルが重要な理由について、詳しく見ていきましょう。
社員満足度の向上が定着率に影響する
社員食堂を導入する一番の目的は、従業員の満足度の向上です。
社員食堂は、食に関する福利厚生の一環であり、福利厚生の充実度は会社を選ぶ際の大きなポイントでもあります。
福利厚生が充実している企業は働きやすさを重視しているところであり、雇用促進はもちろん、離職率の低下につながるでしょう。
従業員のニーズに合わせてリニューアルをすれば満足度も向上し、定着率もアップします。
時代のニーズに合わせた健康経営の実現
近年は、従業員の健康維持や増進を経営課題として捉えて戦略的に実行する「健康経営」が注目されています。
健康経営は、人材の確保や離職率の低下、生産性の向上、さらに、企業のイメージアップが期待できるところもメリットです。
企業自体の価値が上がり、評価も高められるでしょう。
ニーズに合わせた健康経営を実現するためにも、社員食堂のリニューアルは重要です。
企業イメージやブランディングの一環として有効
大企業はもちろん、中小企業であっても、多くの企業が魅力のある社員食堂づくりに力を入れています。
こだわりのあるおしゃれな社員食堂がメディアでも取り上げられ、知名度の向上につなげているところも少なくありません。
社員食堂は、従業員の満足度アップに直結することもあり、企業イメージやブランディングの一環としては実に有効です。
自社に合わせた最適なリニューアルで、企業価値も高められます。
社員食堂リニューアルを考えるべきタイミングとは
社員食堂は、タイミングに合わせてリニューアルをすると、得られる効果もさらにアップします。
社員食堂のリニューアルを考えるタイミングについて、理解しておくことも大切です。
施設の老朽化や設備トラブルが頻発しているとき
施設やさまざまな設備は、年数が経過することで老朽化し、トラブルの頻度も高まっていきます。
施設の老朽化が目立ったり、設備のトラブルが頻繁に発生するようになったら、リニューアルを考えるべきです。
設備のトラブルが頻繁に発生すると、修復するためのコストもかかり、社員食堂の運営が厳しくなるかもしれません。
リニューアルすればトラブルが発生するリスクも解消でき、安心安全で快適な社員食堂の運営にもつながります。
従業員からの利用率が下がってきたとき
社員食堂は、時代の変化や従業員のニーズに合わせて改善する必要があります。
導入したものの定期的な改善をしなければ、魅力的で多くの従業員に利用してもらえる社員食堂の維持はできません。
従業員の利用率が下がってきたときは、リニューアルを検討すべきタイミングです。
社員食堂のメニューはもちろん、インテリアなどのレイアウトもあわせて、思い切って変えることをおすすめします。
組織改革・働き方改革の一環として
企業によっては、年度などが変わることで定期的な組織改革が行われています。
業務内容や時代の変化によって、従業員がより働きやすい環境を作るために、働き方改革を行っているところもあるでしょう。
組織改革や働き方改革など、企業自体のさまざまな改革と合わせるのも、リニューアルするのに最適なタイミングです。
イメージも一新されて、モチベーションのアップにもつながります。
社員食堂リニューアルで押さえておきたいポイント
社員食堂のリニューアルは、希望に合わせて効果を最大限に得るのが大きな目的です。
リニューアルの効果を最大化するためにも、ポイントをしっかりと押さえておきましょう。
レイアウトと動線設計の見直し
リニューアルする際には、スムーズな動線を意識したレイアウトを見直すことが大切です。
時間が限られたランチタイムには、短時間に多くの従業員が利用するため混雑します。
配膳・喫食・下膳までの流れに着目し、スムーズに食事ができるレイアウトと動線設計を作りましょう。
混雑を緩和するための工夫が、利用しやすさにもつながります。
内装・インテリアで“居心地の良さ”を演出
社員食堂は、快適で居心地の良い空間を作ることも重要です。
一般的な椅子やテーブルの他に、ソファー席やカウンター席などを設置すると、さまざまな用途に利用できて居心地の良さを演出できるでしょう。
人気のカフェ風のインテリアを取り入れるのも、快適に過ごすにはおすすめです。
内装や照明にもこだわって明るい雰囲気を作ると、リラックスしやすい空間が実現できます。
メニューや提供スタイルのアップデート
従業員が毎日利用する社員食堂は、提供するメニューにもこだわる必要があります。
季節限定やイベントに合わせたメニュー、地域フェアなど、変化に富んだメニューが提供できるようにアップデートしましょう。
また、食事の提供スタイルも、並んで食事を受け取るスタイルやビュッフェスタイルなどさまざまです。
利用状況や従業員のニーズに合わせて、提供スタイルもリニューアルしましょう。
まとめ
社員食堂は、社員の満足度や企業のイメージアップを図るためにも、リニューアルが重要です。
施設の老朽化や利用率の低下、組織改革など、タイミングに合わせてリニューアルを考えましょう。
レイアウトと動線設計の見直し、居心地の良さを演出する内容やインテリア、メニューと提供スタイルのアップデートなど、リニューアルする際のポイントもしっかりと押さえておく必要があります。
自社に合わせたリニューアルで、効果が得られる社員食堂を実現させましょう。

1973年 京都府城陽市で創業
社員食堂の運営を通じて顧客の人財確保と福利厚生制度の充実に貢献。
「食文化の向上」を企業理念とし、給食を価値ある食事にしていき、深い信頼と絆でさらに長くお付き合い頂ける企業を目指す。
◆事業内容◆
事業所や厚生施設、官公庁の庁舎、研修所における社員食堂及び、大学や高等学校専門学校 の学生食堂を運営。中小企業(30~40人の小規模事業所等)の 社員食堂事業を新事業として展開。レトルト事業開始。
主な得意先:HILLTOP株式会社(京都府)、株式会社神戸製鋼所、京セラ株式会社、京都産業大学、学校法人履正社、キユーピー醸造株式会社、キリンビール株式会社、他多数
◆実績・メディア掲載◆
ダイアモンドオンライン HILLTOP株式会社(京都府)様 取材
大阪中小企業投資育成株式会社 投資先企業
近畿経済産業局 関西企業フロントラインNEXT 新事業展開成功事例として取り上げられる