「社員食堂」とは、会社で働く従業員が食事をするための、企業が福利厚生の一環として設備した食堂のこと。
リーズナブルな値段で食事が摂れるのはもちろん、社員の健康や快適な食生活を送ることを目的とした食事補助サービスで、社員の満足度や企業価値のアップなど多くのメリットがあり、導入する企業が増えています。
それに伴い、社員食堂のスタッフのニーズも高まり、多くのサイトや雑誌で求人情報を目にすることができます。

そこでこの記事では、社員食堂の仕事内容やどんな人に向いているのか、仕事をするメリットやデメリットと合わせて詳しく解説いたします。

 

社員食堂とは?

 

企業が従業員のために設置する「社員食堂」は、企業にとっては福利厚生の充実や雇用促進、社員にとっては食費の節約や健康維持など、お互いにメリットがあることで多くの企業で活用されています。

まずは、社員食堂の種類や供食形態から見ていきましょう。

 

社員食堂の種類

 

社員食堂は、運営方法の違いによって、「直営方式」「準直営方式」「外部委託方式」の3つの種類にわけられます。

「直営方式」とは、企業が栄養士や調理師などを直接雇用して、企業自体で食堂の運営や管理を行う方式。
食堂の設置費用や人件費が必要となるため、資金に余裕がある大企業などが取り入れています。

「準直営方式」とは、企業が新たに別会社として給食会社を立ち上げて、その会社が運営や管理を行う方式。
資金は企業が出しますが、運営や管理は別会社に任せます。

「外部委託方式」とは、すでにある給食会社に依頼して、食堂の運営や管理の全て、または一部を任せる方式。
食事のスタイルの多様化に伴い、各給食会社によって、メニューや提供する方式などが異なります。

 

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社員食堂の供食形態

 

「供食形態」とは、どのような形で食事を提供するのか、その形式のこと。社員食堂には大きく分けると5つの供食形態があり、それぞれに特徴があります。

 

・定食方式
もっとも一般的な形式で、1種類の定食のみのタイプと、複数の定食から選択できるタイプがあります。

 

・フードコート方式
複数の飲食店が出店し、その中から好きな店で注文して共有の座席で食べる形式で、ショッピングモールのフードコートと同じようなタイプです。

・カフェテリア方式
主食、主菜、副菜、デザートなど事前に用意された数十種類の中から、好きな物を組み合わせて食べる形式で、ビュッフェと同じようなスタイルです。

・弁当方式

調理したお弁当を配達してもらう形式で、あらかじめ従業員から注文を取って、社内のイートインスペースなどで食べます。

・ブランドコンセプト方式
外食産業の一つの会社が、一か所に複数のブランドのお店を出店して運営している形式です。

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社員食堂の仕事内容とは?

 

社員食堂ではどのような業務を行うでしょうか、実際の仕事内容についてご説明します。

 

接客

 

接客は、仕事の流れを把握するためにもとても大切な仕事。直接、従業員の方と接することができるとてもやりがいのある仕事です。

調理補助

 

調理の補助は、多くの食堂では、仕事に慣れてきた時点で担当する仕事。

メニューに沿った食材の仕入れや下ごしらえ、焼く・炒めるなどの料理、盛り付けなど、食事を提供するためのさまざまな業務を行います。

 

清掃業務

 

食を提供する場所では衛生管理はとても大切、清掃業務も重要な仕事です。

キッチンはもちろん、常に徹底した清掃を行い清潔な環境を保ちます。

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社員食堂で仕事をする人はどんな人が向いている?

 

社員食堂は、一般的な飲食業とは異なり、基本的に企業が稼働している営業日が就業日となります。
そのため、プライベートを充実させながら飲食業や調理関係のキャリアを積みたい、という人に向いています。

社員食堂では、健康を考えた栄養バランスの良い料理が作られているため、調理師免許などの資格を取りたい人にとっては、働きながら知識も得られる理想的な職場だと言えるでしょう。

また、社員食堂は調理以外にも社員と触れ合う機会が多く、社員が快適に過ごせるような環境作りのサポートも重要となるため、コミュニケーション能力を身に付けたい人やお世話をするのが好きな人にも向いています。

 

社員食堂で仕事をするメリット

 

社員食堂は、基本的に企業が休みの日は休日となるため、カレンダー通りに休みが取れて残業もほとんどなく、プライベートを重視した働き方ができるところが一番のメリットです。

また、社員食堂は一般の人も利用できるところもあり、さまざまな人と触れ合ってコミュニケーションが取れるため、楽しみながら働けるでしょう。

職場では、栄養バランスが整った美味しい「賄い」が食べられますし、経験を積んで食品衛生責任者や調理師などの資格を取れば、給料アップにつながるというメリットもあります。

 

社員食堂で仕事をするデメリット

 

主に昼食を提供している社員食堂では、午前中の仕込みからお昼のピーク時にかけては、立ちっぱなしで動かなくてはいけないため、思い通りに休憩を取るのは難しいでしょう。

また、大量の食器類や調理器具を洗浄する仕事、それに、重い食材を運ぶ場合もあり、腰が弱い人や体力に自信がない人にとっては、辛い仕事かもしれません。

 

その他、人が飲食した後の食器類の片づけや食べ残しの処理は、性格によっては辛いと感じる人もいるでしょう。

 

まとめ

 

社員食堂の主な仕事内容は、接客・調理補助・清掃業務など。

カレンダー通りに働くことも可能でいろいろな人と触れ合えてコミュニケーションも発生しやすいため、人と接するのが好き、料理が好き、さらに、調理関係の分野で活躍したい、という人にはおすすめの仕事です。

社員食堂に力を入れる企業が増加傾向の近年では、さまざまな形態の社員食堂が導入されています。

今後ますます求人のニーズが高まり、楽しくやりがいを持って働ける職場がさらに増えていくことでしょう。