現在新卒や中途での就職活動をおこなっている人にとって、その企業に社員食堂があるかないかは非常に注目されるポイントとなっています。福利厚生の充実は給料と同様に大きくチェックされる部分であり、その中でも社員食堂のある企業は華やかなイメージをもたれ対外的なイメージが良いので、社員食堂の導入を考えている企業は年々増えています。今回は社員食堂があることによって具体的にどのようなメリットがあるかを見ていきましょう。


社員食堂を導入して福利厚生を充実させよう


食堂・昼食補助は福利厚生の人気項目


福利厚生の中でも、食堂・昼食補助は住宅補助同様に、高い人気を誇っています。そして住宅補助は単純にお金の出費を減らすことができるのが理由となりますが、食堂・昼食補助は食費の節約につながるだけでなく、日々を生きる上でもっとも楽しさをもつ、食事をより楽しめるという点で特に人気が高いようです。

福利厚生においても、食事の補助は従業員の誰にでも恩恵がるという点も人気を集める理由であり、導入することに反対を示す人はほとんどいません。


社員食堂導入は従業員の満足度ＵＰに


安価でありながら豊かなメニューが用意され、栄養バランスが計算され、健康にも配慮されている社員食堂の食事は、日々を忙しく生きる従業員にとってひとつのオアシスのような場所であり、毎日の満足度を向上させてくれます。


社員食堂導入は従業員の健康管理

企業が社員食堂を運営する理由として、「社員の健康を管理して病気や肥満を防ぎたいから」というものがあります。塩分が多く味付けが濃くなりがちなコンビニや外食の食事と比べ、社員食堂の食事は栄養士が栄養バランスとカロリーを考えメニューを考案し、ふんだんに野菜も取り入れたメニューを提供しているので、多くの従業員の健康を食事の面で守ることにつながっています。


社員食堂導入で社員同士のコミュニケーションの場に


外食の場合それぞれが外に食べに出るため、普段交流のない他の社員と喋る機会というものがありません。しかし社員食堂は社内に設置されているため、移動の必要が少なく食事の時間に多くの時間を割けることができ、またひとつの共有スペースに社内の多くの人が集まるため、普段関わる人と会話の時間を長く取れるのはもちろん、交流のない異業種の人との交流も発生する機会があります。

多くの人とコミュニケーションを取ることによって仕事が円滑に進みやすく社内の雰囲気もよくなる他、他の人の意見を聞くことによって物事をより客観的にみることができ、新しいアイデアが生まれやすくなるといった業務面でのメリットも期待できます。


社員食堂を充実させるメリットは？

では社員食堂を導入するメリットとは何でしょうか？


メニューが充実していれば飽きがこない


社員食堂を利用する人は、多くの場合週に2〜3回以上利用する人が多く、たとえ毎日来たとしても飽きが来にくいように豊富なメニューが用意されています。また普段の定番メニューだけでなく、日替わりメニューからその時期の旬の食材をを使用したり、行事にふさわしい特別メニューを出すことによって、従業員は飽きが来ずに毎日豊かな気持ちで食事をとり、仕事ができるようになります。

利用頻度があがれば外食が減り時間の有効活用に


昼食の際、コンビニや飲食店のような外の場所に移動するだけでも、大きく時間をとってしまうことになります。しかし社員食堂は社内に設置されているため時間のロスがほとんどなく、その分食事をじっくり楽しむことができ、焦らずに他のことをじっくり考え、仕事に打ち込めることができます。


健康面に配慮したメニューで社員の健康管理


社員食堂のメニューは栄養士達が社員全体の健康を考えた上でメニューを考案しているので、日々偏ってしまいがちな栄養バランスを無意識に維持でき、健康管理につながることが期待できます。ほとんどの食事にはメインとなるメニューの他に、野菜が一品ついてくるので、外食と比べ非常に健康的な食事をとることができ、病気や肥満を防ぎ、会社全体の生産性を上げ、医療費の削減にもつながっています。

まとめ

以上見てきたように、社員食堂を導入することで、企業にとっても従業員にとっても多くの面でのメリットができます。

企業イメージが高まることで対外的な評価が高くなり、有望な人材が就職してくれる可能性が高く、また離職率も低くなるというメリットがあります。

働く従業員のモチベーションもあがり生産性が上がる他、健康面で問題を起こすことも少なくなります。しかし一方で、多数のメリットを持つ社員食堂を運営していくのには多大なコストがかかってしまうのも事実です。

現在では外部委託形式による社員食堂の需要が増え、質の高い業者が多数営業をおこなっているので、導入を考えている人は一度業者に相談してみると良いでしょう。