社員食堂は、企業が社員に提供する人気の福利厚生です。ヘルシーで美味しい料理をお手軽な値段で食べられるのが最大の特徴。定番料理の他に日替わりメニューや季節限定メニューもあり、飽きることなく楽しめる上に体調管理もできます。

そんな社員食堂の健康的なメニューを考案・作成するのが、栄養士です。近年では企業の社員食堂のヘルシーメニューが雑誌やテレビに取り上げられて注目されることも増えました。栄養士のレシピ本がベストセラーとなり企業のイメージアップにつながった例もあります。

今回は栄養士の社員食堂における役割や仕事内容、やりがいについてお伝えします。

 

社員食堂での栄養士のやりがいとは


社員食堂での栄養士のやりがいは主に以下の3つです。
  

社員の人から「美味しかった」と直接聞ける


栄養士が常駐している社員食堂では利用者である社員との距離が近いため、食事の感想を直接聞けます。社員から「美味しかった」「ごちそうさま」と気さくに声をかけてもらえれば、「作って良かった!」「自分が考えた食事を喜んでもらえた」と喜びをダイレクトに感じられるでしょう。

社員の人の健康管理ができる


栄養士は自分が作った食事で、社員の健康管理をすることができます。人の健康に関われる仕事なので、やりがいを感じ誇りを持つことができるでしょう。

社員の人が楽しめるメニュー作りができる

 

社員食堂を利用する人は週に2~3回など頻繁に利用する人が多いので、飽きさせない工夫が大事です。そのため社員食堂では通常メニューの他にも、季節や行事に合ったフェアが催されることがあります。クリスマスメニューなど社員がワクワク楽しめるメニュー作りは、やりがいを感じられるのではないでしょうか。

 

社員食堂での栄養士の役割とは

社員食堂での栄養士の役割は、社員の生活習慣病の予防や体調管理、健康経営など重要なものばかりです。

生活習慣病の予防

 

健康寿命のためには、がんや高血圧、糖尿病などの生活習慣病にならないことが第一です。栄養士は栄養バランスが整った低カロリーの食事を提供することで、社員が生活習慣病を予防できるようにサポートします。

社員の体調管理

 

忙しい社員の中には、朝食をとらなかったり夕食もコンビニで済ましたりする人がいます。栄養士によって作られたバランスの良い食事をとることで、栄養が偏りがちな日々の食生活を改善できます。

健康経営をめざす

 

健康経営とは企業の業績向上のために、従業員の健康も貴重な労働力の源として経営ベースで考慮に入れ、会社全体の生産性を高めていこうという考え方です。栄養士が糖質やカロリーに配慮した健康的な食事を提供することで、社員は必要な栄養素を摂取できて健康を保ちやすくなります。結果として仕事の集中力ややる気アップにつながり、企業にとっても大きなメリットとなるのです。

社員食堂での栄養士の仕事内容

 

社員食堂での栄養士の仕事内容は以下の通りです。健康的な献立作成はもちろん、食品管理や衛生管理など幅広い分野で活躍します。

献立作成・カロリー・栄養表示


栄養学に基づいて栄養バランスのとれたメニュー作成やカロリー計算・栄養表示を実施します。また調理士に指示をして栄養士自身が試作品の調理に加わります。

献立作成に必要なことについてはこちらの記事を参考にしてみてください

社員食堂の献立作成に必要なことは?

 

食材発注

食品ロスが出ないように、適切な量とタイミングで食材発注をおこないます。

食品管理

各食材の使用量・余剰在庫を管理し、精度の高い発注へつなげます。過度な発注で食材ロスを出さないためだけでなく、食中毒を防ぐ目的もあります。

衛生管理


調理場の衛生管理に不備があると、スタッフや利用者などたくさんの人に迷惑をかけることがあります。手は細菌が多く食中毒の多くは手洗い不足から起きているので、手洗いを徹底します。厨房は水や油を使用するため、清掃が不十分だと細菌や虫が混入することも。そのため掃除の頻度や方法をマニュアル化し、定期的に清掃します。

都給食では教育支援部があり現場に赴いて衛生管理等を行っています。

社員食堂で働く栄養士に必要なのは


社員食堂で働く栄養士に必要なスキルとは何でしょうか?

飽きがこないメニューを提示するスキル


社員食堂は社員の健康管理を目的としているので、毎日飽きずに食べられるメニュー構成でなければなりません。そこで限られた材料で新しいメニューを考える提案力が求められます。その会社の社員が好きな味の傾向や流行の食材を取り入れるなど、分析力や情報収集力も必須です。

年齢や性別に合わせたメニューを考えるスキル


社員食堂は利用者の年齢や性別、職種によってニーズが違います。栄養士にはさまざまな利用者が満足できる献立を適正カロリー前後で提供するスキルが必要です。

予算内での献立作成や食材選びができる


社員食堂には予算があるので、予算の範囲内で献立作成や食材選びができる能力が求められます。

社員やスタッフ・仕入れ業者とのコミュニケーション力


栄養士には社員やスタッフとのコミュニケーション力も必要です。パートや調理士など色々な意見を持った人たちをまとめていくスキルが必要です。

また様々な仕入れ業者とのコミュニケーションも必要となってきます。

まとめ

 

社員食堂の栄養士のやりがいや役割についてお伝えしました。一番のやりがいは、利用者である社員と直接コミュニケーションをとれることです。「ありがとう」「美味しかったよ」など感謝の言葉が聞ければ、毎日の励みになる方は多いのではないでしょうか?

 

栄養士は、企業の健康経営においてなくてはならない重要な存在です。栄養士が考える食事は社員の健康をサポートするだけでなく、モチベーションアップにもつながるからです。また栄養士が季節フェアやクリスマスフェアを企画して特別メニューを考案することで、社員は仕事の合間に効果的な息抜きができます。

 

そんな魅力的な社員食堂ですが、導入にはコストがかかります。また栄養バランスが良く美味しい食事を作ることができる栄養士や調理士を雇わなければなりません。自社で全て補えればいいのですが、実現できている企業は少ないのが現状です。

 

業務委託形式なら、コストを大幅に削減できて、設置スペースや人件費などの運営コストに悩まなくて済みます。もし社員食堂の導入について悩んでいるのなら、一度業務委託形式の会社に相談してみるのも一つの手です。