最近おしゃれな社員食堂が注目されています。

社員食堂は安くて栄養のある美味しいメニューを提供する場ですが、食事はインテリアや雰囲気を含めたリラックスできる空間も大事です。

おしゃれでつい立ち寄りたくなるような魅力的な社員食堂にすれば、社員は食事だけでなくカフェやミーティングの場としても使ってくれるでしょう。

実際に季節やイベントごとの期間限定メニューを提供したり、提供方法に工夫したりするなどおしゃれで居心地のいい社員食堂が増えてきています。

ここでは、中小企業におしゃれな社員食堂を導入する方法や理想のデザインなどについて、詳しく解説します。
おしゃれな社員食堂を導入することで得られる効果についても説明するので、ぜひ参考にしてください。

おしゃれな社員食堂のイメージとは?

おしゃれな社員食堂とはどのような工夫をしているのでしょうか?

以下で例を挙げながら解説します。

おしゃれな社員食堂を作るためには、以下のポイントに注意して設計することが重要です。

  1. インテリアのデザイン:社員食堂の内装は、おしゃれで居心地の良い空間を作ることが大切です。デザイン性の高い照明、椅子やテーブルなどの家具、そして調理場周辺のカウンターなど、細部にまでこだわったインテリアデザインを取り入れることで、食堂がより魅力的な場所になります。

  2. メニューのバリエーション:社員食堂には、様々な好みやニーズを持った社員が利用するため、多様なメニューを提供することが必要です。健康的で栄養価の高いメニューを用意することも重要です。また、季節やイベントに応じた限定メニューを提供するなど、食堂利用者の関心を引く工夫が必要です。

  3. 彩り:社員食堂で提供する食材は、品質が高く新鮮であることが求められます。できるだけ地元の食材や有機野菜を使うなど、彩り良く健康的で安全な食事を提供することが重要です。

  4. 環境に配慮したおしゃれな食器:社員食堂は、廃棄物の削減やエネルギーの節約など、環境への配慮が求められます。食器やストローなどのプラスチック製品の使用を減らし、リサイクルを促進する取り組みを行うことも大切です。

  5. スタッフの身だしなみ:社員食堂のスタッフは、食品衛生や食材の取り扱いに関する知識を持っていることが必要です。また、おもてなしの心を持ち、利用者に対して丁寧かつ迅速なサービスを提供できるようにトレーニングすることも重要です。

以下のポイントを特に考慮すると、おしゃれで健康的で快適な社員食堂を作ることができます。

おしゃれな空間

吹き抜けにしたり社内で最も見晴らしがいい場所に社員食堂を作ったりすることで、おしゃれな空間の演出が可能です。

例えばビュッフェスタイルにすることで、まるでレストランのバイキングに来ているかのような楽しさを味わえます。

また食事スペース以外にカフェコーナーやゲームコーナー・漫画コーナーなどを併設し、食後にくつろげる工夫をしているところも。

このように社員食堂はどんどんおしゃれになってきています。

またモダンなインテリアや家具、アートなど、デザイン性にこだわった内装を施す企業もあります。

おしゃれで美味しいメニュー

おしゃれな社員食堂では日替わり定食や丼・麺類だけでなく、おしゃれで美味しいメニューも出します。

期間限定メニューを作ることで、社員はいつも新鮮な気分で社員食堂を利用できるからです。

例えば本格的なカレーフェアではキーマカレーやホワイトカレー、涼麺フェアでは冷製明太カッペリーニや冷やし台湾風まぜそばなど見た目も味もおしゃれなメニューがラインナップ。

短時間で食べられる手軽さは変わらないのが嬉しいポイントです。

おしゃれなポップ

おしゃれな社員食堂には、思わず社食に入ってみたくなるような魅力的なポップがあります。

オリジナルのイラストや個性的な文字で作られたポップは、社員食堂の利用率に大きく働きかける効果的な宣伝手段だからです。

原材料や生産地などの写真を手描きPOPに加えることで、商品説明文章の説得力がグッと高まります。

限定メニューやイベントが楽しめるおしゃれな社員食堂とは?

おしゃれな社員食堂は、デザイン性だけでなく「楽しめる仕掛け」があることも魅力です。

なかでも、限定メニューや社内イベントの開催は、社員にとって特別感や楽しさを提供し、利用率や満足度を高める重要な要素です。ここでは、社員がワクワクするような「限定」や「イベント」を取り入れたおしゃれな社員食堂のアイデアをご紹介します。

都給食のヘルシーチャレンジャーフェア

季節限定メニューで“旬”を感じる食体験を提供

おしゃれな社員食堂では、春はたけのこご飯、夏は冷やしうどん、秋はきのこカレーなど、旬の食材を取り入れた季節限定メニューが人気です。
限定感があることで、「今日はどんなメニューがあるかな?」というワクワク感が生まれ、社員の利用率も向上します。見た目にも彩り豊かで、SNS映えする料理を意識することで、社内外のブランディングにもつながります。

社内イベントと連動した特別メニューの展開

周年祭やハロウィン、クリスマス、創立記念日などの社内イベントと連動した特別メニューを取り入れることで、社員食堂はより魅力的な場になります。

たとえば「社長の好きなカレーDAY」「ご当地フェア」など、参加型の仕掛けを用意することで、社員同士の会話や交流が自然に生まれ、職場の雰囲気も明るくなります。

曜日替わりフェアやテーマランチで飽きさせない工夫

「カレーの日」「パスタの日」「アジアンフードフェア」など、曜日替わりや週替わりでテーマを設ける形式も、社員食堂をおしゃれで魅力的に保つ工夫のひとつです。
単なる食事の場ではなく、日々の楽しみや会話のきっかけになるような“エンタメ要素”を加えることで、社員食堂の価値はさらに高まります。利用率向上や社員の満足度アップにも直結します。

社員食堂がおしゃれで美味しいことによるメリット

社員食堂がおしゃれで美味しいことで、さまざまなメリットがあります。

従業員満足度が上がって離職率が減る

少子高齢化などの社会問題で働き手が減少していく中、人材確保に苦戦する企業はますます増えるでしょう。

食の福利厚生である社員食堂がおしゃれで美味しければ、従業員満足度が上がり離職率も減るのではないでしょうか。

厚生労働省の調査によると、令和2年度の1年間の入職者数は7,103.4 千人で離職者数は7,272.1 千人で離職者が入職者を168.7千人上回っています。

このようなことから企業にとって離職率を上げない努力として福利厚生に社員食堂を導入することは検討材料となります。

参考資料:令和2年雇用動向調査結果の概要 入職と離職の推移

企業ブランディングの強化と採用力向上

おしゃれで美味しい社員食堂は、採用の際のイメージアップにつながり、社員を大事にしているというメッセージになります。

2015年にマンパワーが「実際にあった福利厚生でよかったと思うもの」でアンケートをとったところ、「住宅手当・家賃補助」を抜いて「食堂、昼食補助」が最も多いという結果になりました。※

大手の企業では、社員食堂をおしゃれにすることで、企業自体のイメージアップに成功したところもたくさんあります。

社員食堂は、注目されている福利厚生の一環でもあり、企業ブランディングの強化が目指せるでしょう。

魅力的な社員食堂は、従業員の定着をサポートできるのみならず、新たな人材採用の促進にもつながります。

企業全体が安定し、知名度も高められます。

また実際に働き始めてからも、おしゃれな社員食堂の美味しさや雰囲気の良さのお蔭で、人材が離れていかない可能性も高まります。

※参照元:福利厚生の人気は「住宅手当・家賃補助」48.3 – マンパワー …

 

社員食堂の利用率が上がってコミュニケーションの活性化につながる

社員食堂では食事を通して従業員同士の会話が生まれ、新しい仕事のヒントやアイデア・人間関係が生まれることもあります。

過度な密は避けなければなりませんが、適度なコミュニケーションは必要です。

社員食堂があると、社員同士のコミュニケーションの活性化につながる理由はいくつかあります。

  1. 食事を共にすることで交流が生まれる 社員食堂で食事をすることで、部署や役職に関係なく、社員同士が顔を合わせることができます。そのため、食事中におしゃべりをすることで、業務以外の話題でコミュニケーションが生まれます。また、同じメニューを食べることで、話題が共通のものになり、コミュニケーションが活発化します。

  2. 社員同士の距離が縮まる 社員食堂での食事は、業務時間中に行われるため、同じ職場で働く社員同士の距離が近くなります。そのため、意見交換やアドバイスを求めるなど、仕事に関する相談がしやすくなります。

  3. チームビルディング効果がある 社員食堂での食事は、チームビルディングにも効果的です。一緒に食事をすることで、チームワークや協調性が向上し、部署や職種を超えたコミュニケーションが生まれます。また、社員同士が交流することで、組織全体のコミュニケーションが円滑になる可能性があります。

以上のように、社員食堂があると社員同士のコミュニケーションが活性化し、業務効率や職場環境の向上につながる可能性があります。

おしゃれで美味しい社員食堂なら、社員の利用率が上がってコミュニケーションの活性化につながります。

社外の飲食店で集まっても同様の効果がありますが、社員食堂なら社内でしか話せないことも気兼ねなく話すことが可能です。

また社員食堂でWi-Fiが飛んでいれば、おしゃれなオフィススペースとしても使えます。

健康的な食事提供によるウェルビーイングの促進

社員食堂を導入することで、企業は社員の健康管理ができます。栄養バランスがとれた食事は健康的な体を作るため、社員が病気をしにくくなるからです。

外食やコンビニで好きなものを食べると、どうしてカロリー過多になり栄養も偏ります。

そこで社員食堂がおしゃれで美味しい低カロリー・低糖質などのダイエット向けメニューや、食物繊維やビタミン類をバランスよく摂れるメニュー、減塩メニューを用意すれば、体型や健康が気になる社員に喜ばれるのではないでしょうか。

栄養バランスが取れたヘルシーな食事を提供することで、従業員の健康が支えられるところも大きな効果です。

ウェルビーイングが促進できれば、体調不良になる心配がなく病気になるリスクが抑えられます。

健康維持ができれば、医療費の削減にもつながるでしょう。
社員にとっても会社が自分の健康に投資してくれるのは嬉しいことのはずです。

まとめ

働き方の多様化により、社員食堂は安くて美味しい食事を提供するだけでは経営が成り立たなくなっていきています。

そこで食事だけでなくおしゃれなカフェや社内ミーティング・歓送迎会の場としても使うこともできれば、社員食堂の利用範囲が大きく広がり利用者も増えるでしょう。

おしゃれなメニューやポップでリラックスできる空間にすることで、時間が空くとつい社員食堂に行ってしまう社員も出てくるのではないでしょうか。

都給食なら、社員食堂のおしゃれなメニューからインテリアまでトータルプロデュースが可能です。

通常メニュー以外に季節フェアや世界のごはんフェア、冷やし麺フェアなど普段食べられない特別メニューの提供もできます。

例えば「ハロウィンカウントダウンフェア」ならおしゃれなかぼちゃ料理、「クリスマスフェア」なら見た目も美しいクリスマス料理の提供が可能。

季節やイベントごとに内容が変わるため、社員はいつも新鮮な気分で社員食堂を利用できます。